闘病記ではなく奮闘記２

・・・私は、治療をしなければ余命半年もないと解ってから、不安になったことは一度もない。実は今もない。あったのは、最初の病院で脱腸の手術を受けた折に担当医から、血液のがんと告知されたその夜だけだった。その夜は、さすがに眠れなかった。しかし、不安はその一晩だけである。理由は、思い当たるがそれは後に述べるとしよう。治療は、抗がん剤であった。CHOPという混合の抗がん剤とリツキサンという抗がん剤の2種類だ。しかし、その前に血量が著しく低下していたので、大量の輸血が必要だった。12回の赤血球の輸血と1回の血小板の輸血が必要だった。それを終えたのちにいよいよ、抗がん剤の投与開始となった。投与は、点滴で行われる。最初は、痛み止めの薬を飲み、同時に便秘薬も飲んだ。まずは、CHOPからの開始だ。1回目は、240ｍｌ程度のものを半日程度かけて行った。投与が開始されてすぐに、異変が起きた！（つづく）