闘病記ではなく奮闘記3
異変は、CHOP投与後直ぐに、10秒足らずで起きた!
それは、全身の悪寒と震えであった。
投与後直ぐに体温が下がり、ガタガタと全身が震え始めた。
一体何が起きたのか全然わからなかった。
体がどうにかなって今うのではないかと、それが頭の中を駆け巡り
その瞬間にナースコールのボタンを押していた。
看護師が来るまでの数分は、とても長く感じた。
その間、ただ神にわが身を任せ「どうか守ってください」
とただ懇願していた。
ほどなくして、看護師がベットに来てくれて、
事情を見るや、直ぐに投与中止をした。
「しばらく様子を見ましょう!」と
看護師は、言って30分ほど点滴が止められた。
全身の震えは、数分して止まった。
その時、血液というものの重要性を身をもって知った。
たった、少量の薬剤が血液中に入っただけで
体が震えるということが凄いことだと思い知った。
血液は、人間の体の中心中の中心だとその時に理解できた。
分ほどして、看護師が来て投与を開始した。
今度は、前よりもゆっくりやりましょうと言って、
点滴が一体いつ落ちるのか分からないような速度で再開された。
局、CHOPが終わるのに夜までかかった。
(つづく)