負けたくない２

　抗がん剤治療は、2か月後の2010年11月29日（月）から開始された！

2か月も間が空いたのは、その頃コンビニを経営していたので

直ぐに仕事を放り投げることができなくて、時間が過ぎてしまった。

しかし、その間に咳き込み出し息が苦しくなっていった。

レジで声を出して接客するするときに特に、声が続かず苦しかった。

入院当日も、早朝から店に出て雑事をこなして一段落してから

入院するために、家内に車で送ってもらった。

病院の駐車場まで100ｍくらいあったが、それすら息苦しくて

　途中で一回しゃがみこんでやすんでから出ないと病院までたどりつけなかった。

やっとのことで、入院窓口に着いて書類を出し手続きをしてもらい

７階の血液病棟を案内され、エレベータに乗って

７階のナースステーションへ。

忙しいのか、こちらから話を向けてやっと受付に看護師が来る。

そこでも、手続き。

直ぐに、病室を案内され４人部屋の廊下側。

ほかの３ベッドはカーテンが閉って陰気な感じ・・・

カーテンを閉めると薄暗い感じになり、直ぐにカーテン全開！

少し経って、家内は店に戻って行った。

　しばらくすると、検査をするので１階の検査室へ行くように案内が来た。

やっとおわり、病室に戻ってくるとほどなくして

担当医師が来た。挨拶もそこそこ骨髄液検査のため骨髄液を抽出とのこと。

それは、うつ伏せになりお尻の骨にブットい針をねじ込んで骨の中から

抽出するというもの・・・

肉には麻酔をかけるが、骨には効かず太い針が刺さると鈍痛でありながらも

激痛が走る！それを必死でこらえる。

両手の力瘤を握りしめる！眼もつぶり、歯にも力が入る！全身に力が入る！

ベッドの上でこらえる！

何か所かグリグリされて数十分！

　「はいおわりですよー」と医師の声。

その瞬間、全身が緩む！！

あー、イテカッター！思わず心で叫ぶ。

その日は、それで終わる。翌日から抗がん剤の投与開始。

つづく