闘病記ではなく奮闘記

私の「悪性リンパ腫」が発覚したのは、3年前の9月18日。脱調の簡単な手術だと言われ町の総合病院へ仕事の帰りに軽い気持ちで行きました。術中、執刀医が私に「腹水の色がピンク色しています。」と言って小さな試験管にその腹水を入れて手術台に寝ている私に見せてくれました。これは普通ではないので、病理検査にかけますと告げ、手術は続行、無事に終わりました。数日の入院で退院する予定のその午前中に、私は医師に呼ばれ面談室でこういわれました。「あなたは、血液のがんだと思われます。悪性リンパ腫の可能性が高いです。ステージは４で、通常の内臓の癌でしたら手遅れで助かりません。」「でも血液のがんは、化学療法が進んでいますから期待しましょう。」「ここでは治療ができませんので専門の治療科がある病院に転院して治療してください。紹介します。」と言われ、2009年の11月25日に日赤病院の血液腫瘍科に入院しました。直ぐに骨髄液検査をされ、翌日から12回の赤血球の輸血と」１回の血小板の輸血を受けました。私の病状は深刻な状態でしたが、自覚症状はほとんどありませんでした。同室の同じ病気の人に聞いたら、余命半年と言われたとのこと。状況は私の方が４倍くらいリンパ節の肥大があり、つまり全身のリンパ節と骨髄の中のリンパ腫細胞がびっしり入っていて計測できない状況であることを聞いてみると、はるかに私の方が悪い状況だと分かったので、何もしなければ数か月の命だと解りました。（つづく）