スコットランドと民主主義

Should Scotland be an independent country?　
□　Yes
□　No
と書かれた文章は、今週行われたスコットランドのイギリスからの独立を問う国民投票の投票用紙に書かれていた言葉です。直訳すれば、スコットランドは、イギリスから独立すべきですか？という内容になると思います。
　世界中がこのことについて、注目していたと思います。私は、一つ疑問がありました。それは、もし、独立賛成多数になった時、本当に何の混乱も起きずに独立が成立するのだろうかと？それが、本当の意味でも民主主義だとは思いますが？そんなこと本当に実現できるのだろうか？という疑問でした。...
　それが、ウクライナの問題であったり、中國の新疆ウイグル自治区の問題であったり、そこにはほとんど軍隊が出陣し武力による争いがあるからです。冷戦時代にチェコスロバキアがワルシャワ条約から脱退しようとしたとき（西側の民主主義になろうとした）、ソ連軍が首都のプラハを占拠し阻止しました。
　今回の国民投票は、結局反対側の勝利で独立は無くなりましたが、賛成派が勝利していれば独立できたことになります。それを、しようとしたイギリスは民主主義の模範と言え要るかもしれません。